カテゴリ:読書感想 > 吉川英治

☆評価5 三国志(十) 五丈原の巻 宮本武蔵(6) 宮本武蔵(8) ☆評価4 三国志(二) 群星の巻 三国志〈3〉草莽の巻 三国志〈4〉臣道の巻 三国志(七) 望蜀の巻 三国志(八) 図南の巻 宮本武蔵(一) 宮本武蔵〈2〉 宮本武蔵〈3〉 宮本武蔵〈4〉 宮本武蔵(五) 宮本武蔵(7) ...

当初、二百回ぐらいの約束で、新聞連載が開始されたが、作者の意気込み、読者・新聞社の熱望で、千余回の大作に発展した。一度スタートした構成を途中から変えることは至難だが、さすがは新聞小説の名手。ただし構成は幾変転しようと、巌流島の対決で終局を飾ることは、不 ...

宮本武蔵(7)  吉川英治 わが国の新聞小説で「宮本武蔵」ほど反響をよんだ小説はないであろう。その一回一回に日本中が一喜一憂し、読者は武蔵とともに剣を振い、お通とともに泣いた。そしていまひとつ気になる存在--小次郎の剣に磨きがかかればかかるほど、読者は焦躁す ...

宮本武蔵〈2〉 吉川英治 沢庵の温かい計らいで、武蔵は剣の修行に専念することを得た。可憐なお通を突き放してまで、彼が求めた剣の道とは? だが、京畿に剣名高い吉岡一門の腐敗ぶり。大和の宝蔵院で味わった敗北感、剣の王城を自負する柳生の庄で身に沁みた挫折感。武 ...

三国志(八) 図南の巻 吉川英治 劉備は、荊州から呼び戻した孔明の策をもって、ついに蜀を手中に収めて国家の基礎を固める。あせる呉に荊州の返還を迫られるも、留守を預かる関羽は拒絶。だが孔明は、魏の矛先を蜀から逸らすべく、あえて要求をのむ。その読み通り、合肥に ...

三国志(一) 桃園の巻 吉川英治 後漢末の頃。貧しいが高貴な血を引く劉備は、世を救うという大志を果たすべく、関羽、張飛と桃園にて義兄弟の契りを結ぶ。跋扈する黄巾賊の征伐に乗り出した彼らは、智謀に優れた人物、曹操に出会う―。これぞ王道の「三国志」!波乱に満ちた ...

三国志(七) 望蜀の巻 吉川英治 生命のある限り、赤壁の恨みは必ず報いずにはおかん。火計は見事成功! 天下分け目の決戦は、周瑜の呉軍が勝利を収めた。しかし劉備と孫呉は荊州をめぐる対立関係に。争いは諸葛亮の鮮やかな一計により劉備が先んじる。勢いを恐れた孫権は、妹 ...

宮本武蔵(一)吉川英治 野に伏す獣の野性をもって孤剣をみがいた武蔵が、剣の精進、魂の求道を通して、鏡のように澄明な境地へ達する道程を描く、畢生の代表作。若い功名心に燃えて関ケ原の合戦にのぞんだ武蔵と又八は、敗軍の兵として落ちのびる途中、お甲・朱実母子の世 ...

三国志〈6〉赤壁の巻 吉川英治 孫権のもとで発展を遂げた呉に目をつけた曹操。しかし呉の周瑜は曹操の求めに従わず、天下三分の計を持論とする孔明に煽られ、開戦へと突き進む。互いに策謀を巡らせながら、赤壁において両軍はついに激突。そして孔明の能力が次の脅威とな ...

三国志〈4〉臣道の巻 吉川英治 丞相曹操の権力はいよいよ強大になり、許田の猟において献帝を軽んじるような行動に出る。憂いを深めた献帝は、信頼する大臣の董承に曹操暗殺の秘勅を降す。曹操の庇護のもと許都で暮らす劉備も、密かにその連判に加わることになる。苦闘と忠 ...

三国志〈5〉孔明の巻 吉川英治 関羽は曹操の部下が守る五関を見事突破、ようやく劉備と再会を果たす。しかし、劉備の受難は止まることがなかった。呉の孫権と結んで袁紹を下した曹操に再び敗れ、劉表の食客になるも、そこでも命を狙われてしまう。間一髪逃げ延びた先で、 ...

三国志〈3〉草莽の巻 吉川英治   董卓亡き後、またもや苦境に陥った帝を助けた曹操は、丞相となり朝廷で躍進。若き孫策は江東を平定し、小覇王と呼ばれるように。さらに淮南では、強大な勢力を誇る袁術が、自らを帝王と称しはじめる。翻弄される劉備の明暗やいかに!?栄華 ...

三国志(二) 群星の巻 吉川英治 権勢を強める董卓は無謀な遷都を強行、民衆の苦しみは深まる一方だった。暴政に耐えかねた大臣の王允は、董卓とその臣下の呂布を対立させるべく、絶世の美女、貂蝉を使ったある計画を実行に移す―。魅力あふれる英傑たちの活躍を描く傑作歴 ...

宮本武蔵〈3〉吉川英治 吉岡清十郎と雌雄を決す! 武蔵の年来の宿望は、ここに実現の運びとなった。時、慶長十年正月九日。場所は京都・蓮台寺野。もし武蔵が勝てば、その名声は京畿を圧するだろう。--武蔵は思いのまま戦い、勝利をおさめたが、彼の得たものは、心の虚 ...

宮本武蔵〈4〉 吉川英治 蓮華王院三十三間堂。兄の仇と一門の汚名返上に奮い立つ伝七郎に対峙した武蔵は、一太刀であたりの雪を赤く染め上げた。これにより吉岡方の恨みは頂点に!次なる舞台は、総勢七十余名の待ち受ける一乗寺下り松。圧倒的不利の状況で次々と挑みくる敵 ...

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