カテゴリ:読書感想 > 奥泉光

グランド・ミステリー〈上〉奥泉光 昭和十六年十二月八日、日本軍が真珠湾攻撃で歴史的成果を勝ち取った直後、空母「蒼龍」に着艦した九九艦爆搭乗員、榊原大尉が不可解な服毒死を遂げた。ほぼ同時に伊号潜水艦では特殊潜航艇乗組員が出撃前に艦長に託した遺書が何者かに盗 ...

黄色い水着の謎 桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活2 奥泉光 夏。文芸部の女子学生を引き連れて海に合宿へ赴いた桑潟幸一准教授に怪事件が降りかかる。女子部員の水着が消失、羽衣伝説のある岩で発見されたのだ。日頃の行ないゆえ、容疑はクワコーに!表題作と、答案用紙 ...

桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活 奥泉光 地位も才能もないが、やる気もなく志も低い准教授・桑潟幸一、通称クワコーを、毎月毎月、襲う怪事件。何とかしないとヤバイじゃんクワコー、と首をつっこむ文芸部の変人女子たちにいじられながら、首吊り幽霊の謎ほか、春の ...

桑潟幸一助教授のスタイリッシュな生活 モーダルな事象 奥泉光 大阪のしがない短大助教授・桑潟のもとに、ある童話作家の遺稿が持ち込まれた。出版されるや瞬く間にベストセラーとなるが、関わった編集者たちは次々殺される。遺稿の謎を追う北川アキは「アトランチィスの ...

坊っちゃん忍者幕末見聞録 奥泉光 時は幕末、出羽の国から京に上った坊ちゃん忍者松吉。尊皇攘夷の熱気の中で事件に巻き込まれるが、持ち前の勇気で立ち向かう。奥泉ワールドの新境地。愛と希望の歴史ファンタジー。 ☆夏目漱石の「坊ちゃん」リスペクト作だが、タイト ...

石の来歴 奥泉光 「石には宇宙が刻印されている」レイテで戦友から聞かされた言葉によって、岩石に魅せられた男。戦後、彼に訪れる苦難とは!?現在と過去、夢と現が交錯するなかで、妻は狂気にいざなわれ、子は死にもてあそばれる。華麗にしてペーソス溢れる文体で、時と心 ...

虫樹音楽集 奥泉光 ジャズ全盛の1970年代。サックスプレイヤー通称「イモナベ」は、『孵化』というライブを全裸で演奏して以降、精神に変調をきたしたとの噂と共にジャズシーンから姿を消した。ところが1990年、小説家になりたての私は『変態』と題されたライブチラシを見 ...

夏目漱石、読んじゃえば? 奥泉光 『吾輩は猫である』は全部読まなくていい! 『坊っちゃん』は中二病主人公! ? 『それから』に仕掛けられた謎を解こう! 漱石を愛してやまない作家・奥泉光が、名作を面白く読む方法、伝授します。 【目次】 夏目漱石って知ってる? (漫画 ...

ノヴァーリスの引用 奥泉光 10年前の友人の不審死。事故か自殺か、それとも他殺か? 関係者の推理が記憶の迷宮へと読者を誘う。第15回野間文芸新人賞、瞠目反・文学賞W受賞の幻の傑作メタミステリが復活。 ☆商売っ気のないタイトルで、中身も哲学的。ミステリの体裁はと ...

『吾輩は猫である』殺人事件 奥泉光 時は一九〇六年、魔都・上海。あの「猫」は生きていた―「吾輩」の主人・苦沙弥先生殺害事件の謎を解くために、英吉利猫のホームズ、ワトソンも加わり、猫たちの冒険が始まる。夏目漱石『吾輩は猫である』でおなじみの寒月、迷亭、東風 ...

鳥類学者のファンタジア  奥泉光 「フォギー」ことジャズ・ピアニストの池永希梨子は演奏中に不思議な感覚にとらわれた。柱の陰に誰かいる…。それが、時空を超える大冒険旅行の始まりだった。謎の音階が引き起こす超常現象に導かれ、フォギーはナチス支配下、1944年のド ...

ゆるキャラの恐怖 桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活3 奥泉光 クワコーこと桑潟幸一准教授が、たらちね国際大学に転勤して最初の夏休み。低偏差値大学の「受験生応援プログラム」というリクルート大作戦の一環として、ティッシュ配りにあけくれていたクワコーへの、次 ...

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