カテゴリ:読書感想 > 神林長平

わたしはラジェンドラ。 広域宇宙警察・海賊課に所属する宇宙フリゲート艦だ。 同僚の一級刑事ラテルとアプロのおかげで、わたしの対人知性体の性能は日増しに向上している。 しかし、今回の事件でわたしは負けそうになった。 あの海賊・匋冥が、神の座を叩きつぶす暴挙に ...

☆評価5 敵は海賊・短篇版 敵は海賊・海賊たちの憂鬱 敵は海賊・A級の敵 敵は海賊・海賊課の一日 敵は海賊・海賊版―DEHUMANIZE 七胴落とし 帝王の殻 膚の下(上) 膚の下(下) 戦闘妖精・雪風(改) アンブロークンアロー 戦闘妖精・雪風 言壺 今宵、銀河を杯にして 猶 ...

〈作家デビュー30周年記念出版第2弾敵は海賊シリーズ初の短篇集〉海賊版ではない本家「敵は海賊」、伝説の女海賊を描く「わが名はジュティ、文句あるか」、雪風との競演「被書空間」まで4篇を収録 ☆短編だけど、全て読み応え抜群の好作揃い。中でも「わが名はジュティ ...

悪の源・宇宙海賊を一掃しようという太陽圏連合の次期首長候補マーマデュークが、海賊王・よう冥と対決するために火星の無法都市サベイジを訪れた。その護衛と案内をおおせつかったのが宇宙海賊課刑事のアプロとラテル。しかし、護るべきマーマデュークは偽物だった。本物 ...

星から星へ渡り歩き、どの星系にも属さない宇宙キャラバンのひとつが破壊された。居住船を兼ねた司令船を中心に数十から数百という動力付コンテナをほとんど破壊し尽くすというのは並大抵のものではない。海賊課は宇宙刑事セレスタンに遭難原因の究明を命じたが……新キャラ ...

きょうはアプロの六六六歳の誕生日。ラテルはいやな予感がした。あんのじょうチーフからアプロともども苦情処理係勤務を命じられた。ところが苦情映話を受信しはじめたディスプレイの上に、時を超えてラテルの叔父が現れた。ラテルの家族の宇宙キャラバンを襲撃した真犯人 ...

プリズム 神林長平 三万メートルの都市上空に浮かび、人間たちの生活のあらゆる面を管理・運営しているスーパー・コンピュータ――浮遊都市制御体。だが、完璧とも思える都市制御体とコミュニケートできない少年がひとりいた。五芒星形の瞳をもつその少年は、都市制御体が ...

敵は海賊・不敵な休暇 神林長平 アプロとラテルにあとを任せ、長期休暇をとったチーフ・バスターは自伝の執筆にいそしむ。チーフ代理として留守役をいいつかったアプロとラテルは、いまさらながらチーフの有能さに感心し、一方、宇宙海賊王・ヨウ冥とその片腕であるジュビ ...

膚の下(下) 神林長平 「われらはおまえたちを創った。おまえたちはなにを創るのか?」それが訓練部隊・間明少佐の別れ際の言葉だった。梶野少佐指揮下の実戦部隊に配属された慧慈は地下都市・破沙へ赴くが、強硬な火星移住策を進める国連軍に反感を強め、アートルーパー ...

猶予(いざよい)の月〈下〉神林長平 世界を“時間”“実現事象”“可能事象”の三次元として表現する事象理論の発明者にして犯罪者であるバールが、理論士イシスのリンボス世界(=地球)でのシミュレーションに干渉してきた。北極圏に近い寒村センティシス、ニューデリー、ロン ...

猶予(いざよい)の月〈上〉神林長平 第三眼を額に持つカミス人。かれらは人工衛星カミスに住み、事象制御装置により、惑星リンボス上で社会を営むリンボス生物を制御している。カミス中央機構の理論士イシスは、詩人である弟のアシリスに恋していた。けれども、カミスでは姉 ...

絞首台の黙示録 神林長平 長野県の松本で暮らす作家のぼくは、連絡がとれない父・伊郷由史の安否を確認するため、新潟の実家へと戻った。生後3ヶ月で亡くなった双子の兄とぼくに、それぞれ“文"“工"と書いて同じタクミと読ませる名付けをした父。だが、実家で父の不在を ...

今宵、銀河を杯にして 惑星ドーピアの戦闘車輛のなかで、もっとも長いパーソナルネームを持つ戦車、マヘル-シャラル-ハシ-バズ。その名づけ親である操縦士アイラと僚友ミンゴは、自らの新戦術論を立証すべく意気込む新しい車長を迎えるが……不条理な闘いのなか、不死身 ...

宇宙探査機 迷惑一番 神林長平 地球連邦軍の月面基地に所属する“雷獣”迎撃小隊、通称「脳天気小隊」が遭遇したのは、「?」や「!」や「恥ずかしいもの」に見える不審な物体だった。調査の結果それは、敵対する水星軍の平行宇宙移動探索機マーキュリーと、その意識を言語 ...

言壺 神林長平 『私を生んだのは姉だった』 小説家の解良(けら)は、万能著述支援用マシン“ワーカム”から、言語空間を揺るがす文章の支援を拒否される。 人の古屋は、解良の文章が世界を崩壊させる危険性を指摘するが・・・・・ 「綺文」ほか、地上800階の階層社会で太 ...

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