ソロモンの偽証: 第Ⅱ部 決意 下巻 宮部みゆき
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遂に動き出した「学校内裁判」。検事となった藤野涼子は、大出俊次の“殺人”を立証するため、関係者への聴取に奔走する。一方、弁護を担当する他校生、神原和彦は鮮やかな手腕で証言、証拠を集め、無罪獲得に向けた布石を着々と打っていく。明らかになる柏木卓也の素顔。繰り広げられる検事と弁護人の熱戦。そして、告発状を書いた少女が遂に……。夏。開廷の日は近い。

☆前巻で宮部みゆきの本気度を知り、私自身この大長編を、細大もらさず楽しみ尽くす決意を固めて臨んだ。神原和彦と言う謎めいたキャラクターの投入で、ますます揺れ動く中学生たちの心理描写が冴え、ヒロイン格の藤野涼子と三宅樹理が和解した? ラストの展開は予想も付かなかった。全く飽きさせずに読ませる作者のストーリーテリングの才に脱帽である。
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