ソロモンの偽証: 第I部 事件 上巻 宮部みゆき
☆これは1つの事件を巡り、関係する中学生たちの悪意を克明に描いたイヤミス風作品だが、とても長くてどこへ向かっているのかわからない。しかし作者の筆力で十分読み応えのある作品ではある。
これは正直「宮部みゆき」と言うブランドで読まされている気がする。散漫な構成や露悪的な後味の悪さも、この作者ならきっと上手くまとめて、納得のいく結末を迎えてくれるだろうと言う期待だ。どうか期待を裏切らないで欲しいものだ。
宮部みゆきレビュー一覧
もう一度 事件を調べてください クリスマス未明、一人の中学生が転落死した。柏木卓也、14歳。彼の死は、殺人か、自殺か――。作家生活25年の集大成、現代ミステリーの最高峰。 クリスマス未明、一人の中学生が転落死した。柏木卓也、14歳。彼はなぜ死んだのか。殺人か、自殺か。謎の死への疑念が広がる中、“同級生の犯行"を告発する手紙が関係者に届く。さらに、過剰報道によって学校、保護者の混乱は極まり、犯人捜しが公然と始まった――。ひとつの死をきっかけに膨れ上がる人々の悪意。それに抗し、真実を求める生徒たちを描いた、現代ミステリーの最高峰。
☆これは1つの事件を巡り、関係する中学生たちの悪意を克明に描いたイヤミス風作品だが、とても長くてどこへ向かっているのかわからない。しかし作者の筆力で十分読み応えのある作品ではある。
これは正直「宮部みゆき」と言うブランドで読まされている気がする。散漫な構成や露悪的な後味の悪さも、この作者ならきっと上手くまとめて、納得のいく結末を迎えてくれるだろうと言う期待だ。どうか期待を裏切らないで欲しいものだ。
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