すべての戦争は自衛から始まる 森達也
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歴史上、多くの戦争が自衛意識から始まった。ナチス最高幹部だったヘルマン・ゲーリングは「戦争を起こすことはそれほど難しくない」と述べている。「国民に対し、我々は攻撃されかけているのだと危機感をあおり、平和主義者には愛国心が欠けていると非難すればいい」と。安倍政権は危機を誇張して「抑止力」や「自衛」の必要性を訴えている。「集団化」が加速するこの国は、その意味を深く考えないまま流されてしまうのか。


☆森氏は、ネット上でいわゆる「ブサヨ」と呼ばれ、罵詈雑言を浴びせられる人らしい。本書は実際の「罵詈雑言」も掲載しつつ、それでも言いたい事は言うよ、と言うスタイルで、現地訪問の経験を基にした論評は非常に説得力を感じた。

 私は一応自民党支持だが、憲法改正には反対。安倍政権には不安を感じ、この度のコロナに関わってのドタバタぶりには心底うんざりしている。本書はそんな私には、すんなり納得出来る内容が多かった。

 さすがにもう自民党はやめるかな。



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