「読まなくてもいい本」の読書案内 ──知の最前線を5日間で探検する 橘玲
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「何を読めばいいんですか?」と聞かれるたびに困った。「読むべき本」が多すぎる! だから「実は読まなくてもいい本」を決めればいいのでは、と考えた。「知のパラダイム変換」が起きた今、複雑系、進化論、ゲーム理論、脳科学、ICT(情報通信技術)の分野で「読むべき本」が浮かび上がる驚きの読書術。文庫版書下し「リベラル化する世界の分断」を加えパワーアップして再登場!


☆私は読書好きだけど、小説など文芸作品を主に読んでるので、本書で取り上げられている自然科学・社会科学系の知識はまるでない。「複雑系」など近年の分野で多くの文献が紹介されており、とても勉強になった。(読むつもりは初めからない)「読まなくていい」本と言うより、読むべき本の内容を知ると言う意味で有益だったと思う。

 場違いなレビューなんだろうけど、文芸作品に全く触れられていなかったのは少し残念。私など「読まなくていい本」しか読んでない一般人は作者の眼中になしか。



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