「司馬遼太郎」で学ぶ日本史 磯田 道史
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当代一の歴史学者が、日本人の歴史観に最も影響を与えた国民作家に真正面から挑む。戦国時代に日本社会の起源があるとはどういうことか? なぜ「徳川の平和」は破られなくてはならなかったのか? 明治と昭和は本当に断絶していたのか? 司馬文学の豊穣な世界から「歴史の本質」を鮮やかに取りだし、日本の歴史と日本人について深く考えさせる意欲作。


☆私はそこそこ司馬遼太郎の小説を読んでる方だと思うけど、ちょうど良い感じの内容で、読後満足感があった。新書なので学者が一般人向けに書いてる感が強く、特別に斬新な視点や切り口は見られないが、手堅く書かれ信頼性を感じた。なるほどと驚かされる事はなかったが、「やっぱりそうだよな」と自分の考えにお墨付きを頂いた感じであった。一般人向けとしては良書で、司馬遼太郎の膨大な作品群のガイドブックとしても使えると思う。


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