2020年08月

文豪宮本武蔵 田中啓文 小説(ペン)は剣より強し! 漱石、一葉、子規も大絶賛!? 剣豪武蔵の奇妙な冒険!! 佐々木小次郎との巌流島対決を制した剣豪宮本武蔵。 ☆ちょうど吉川英治の「宮本武蔵」を読んでる所なので、興味津々で本書を手に取った。初めは作者得意のダジャレ ...

危機の正体 コロナ時代を生き抜く技法 佐藤優 「新しい生活様式(ニューノーマル)」では幸せになれない。〈反人間的〉が強制される時代をどう生き抜くか? 第2波、第3波に備える知的心の構え方。「新しい生活様式」は人間に何をもたらすのかを歴史的、思想的に分析し、 ...

オー!ファーザー 伊坂幸太郎 俺たちはいつだって、何かの試験前にいるんだ。人生は試験の連続だ。 一人の息子に父親が四人いる!? 由紀夫を守る父親〝四人組〞は賭博好きに女好き、博学卓識にスポーツ万能。事件が事件を呼ぶ、痛快家族エンタ! 一人息子に四人の父親!? 由 ...

浅草キッド ビートたけし ある真夏の昼下がり、ランニングにショートパンツ、ビーチサンダル姿のひとりの青年が、浅草六区の街におりたった。それがオイラだった。――昭和47年、大学を中退したたけしは、浅草フランス座に飛び込んで芸人修業を開始した。ダンディな深見師 ...

杉の棺 アガサ・クリスティー 婚約中のロディーとエリノアの前に現われた薔薇のごときメアリイ。ロディーが彼女に心変わりし、婚約は解消された。エリノアの心に激しい憎悪が湧き上がり、彼女の作った食事でメアリイが死んだ。犯人は私ではない! エリノアは否定するが… ...

筒井康隆、自作を語る 筒井康隆 日本SFの黎明期における同人誌〈NULL〉の創刊と、その掲載作「お助け」が江戸川乱歩に発見されての商業デビュー。『時をかける少女』などのヒットや「浸透と拡散の時代」を経て、エンタメ小説黄金期における大活躍と断筆宣言。そして日本文 ...

ローマ人の物語 (25) 賢帝の世紀(中) 塩野七生 トライアヌスの後を継ぎ皇帝となったハドリアヌスは、就任直後、先帝の重臣を粛清し、市民の信頼を失っていた。しかし大胆な政策や改革を実施することにより人気を回復。そして皇帝不在でも機能する組織固めを確実にしたハド ...

ヒト夜の永い夢 柴田勝家 昭和2年。稀代の博物学者である南方熊楠のもとへ、超心理学者の福来友吉が訪れる。福来の誘いで学者たちの秘密団体「昭和考幽学会」へと加わった熊楠は、そこで新天皇即位の記念行事のため思考する自動人形を作ることに。粘菌コンピュータにより ...

京都寺町三条のホームズ(15) 劇中劇の悲劇 望月麻衣 ニューヨークから戻ってきた清貴と葵。再び、『蔵』での日常に戻った二人の前に、以前、吉田山荘で事件を殺人未遂を事件を解決した相笠くりすが現れる。 くりすは、清貴をモデルにした『華麗なる一族の悲劇』という小説 ...

罪と罰 下 ドストエフスキー その年、ペテルブルグの夏は暑かった。大学を辞めた、ぎりぎりの貧乏暮らしの青年に郷里の家族の期待が重くのしかかる。この境遇から脱出しようと、彼はある計画を決行するが…。 ☆前巻でも思ったけど、まるで共感出来ない主人公のクズっぷ ...

放課後に死者は戻る 秋吉理香子 病院で目が覚めると、冴えないオタクだった僕の見た目は、イケメンの姿に変わっていた。 そうだ、教室の机に入れられた手紙で呼び出され、僕は誰かに崖から突き落とされたのだった……助けに入ったイケメンと一緒に。 退院した僕は、元いた ...

ソロモンの偽証: 第Ⅲ部 法廷 下巻 ひとつの嘘があった。柏木卓也の死の真相を知る者が、どうしてもつかなければならなかった嘘。最後の証人、その偽証が明らかになるとき、裁判の風景は根底から覆される――。藤野涼子が辿りついた真実。三宅樹理の叫び。法廷が告げる真犯 ...

おとなの教養 2 私たちはいま、どこにいるのか? 池上彰 教養とは、「立ち止まって考える力」です。 AIとビッグデータ、キャッシュレス社会、民族紛争に地政学、ポピュリズムから日本国憲法まで──。いま知っておきたい6つのテーマについて、歴史や経済、政治学の教養 ...

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