おとなの教養 2 私たちはいま、どこにいるのか? 池上彰
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教養とは、「立ち止まって考える力」です。 AIとビッグデータ、キャッシュレス社会、民族紛争に地政学、ポピュリズムから日本国憲法まで──。いま知っておきたい6つのテーマについて、歴史や経済、政治学の教養をベースに、わかりやすい解説で問題のみなもとにまで迫る。新聞やテレビの報道がより深く理解できるようになる、『おとなの教養』第2弾! 序 章 私たちはいま、どこにいるのか? 第一章 AIとビッグデータ──人間には何が残されているのか? 第二章 キャッシュレス社会と仮想通貨 ──お金はどう変わろうとしているのか? 第三章 想像の共同体 ──なぜ民族紛争が起こるのか? 第四章 地政学──地図から見える大国のホンネとは? 第五章 ポピュリズム──ブレグジットとトランプ現象をどう読むか? 第六章 日本国憲法──何がいま、焦点になっているのか?


☆安定の池上教養書。何となく知ったような気になっている時事問題的知識を、改めて整理して確認させてくれるありがたい内容だった。もちろん池上氏自身の立ち位置や意見はあるのだろうけど、あくまで判断は読者に任せると言った書き方も池上本の魅力である。

 特にポピュリズムと改憲問題については、個人的関心も高く、そうだよなーと膝を打ちながら読んだのだけど、他の池上本との内容の重複は多少気になった。これだけ多作だと仕方ないとは思うが。

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