サファイア 湊かなえ 綺麗な宝石に秘められた 深い謎と人々の切なる想い。 人間の内なる闇と祈りを描き切る、珠玉の物語。 ☆作者自身がモデルと思われる女性作家が登場する、ラスト2作が興味深い。その他の作品は宝石名がタイトルと言う共通点はあるものの、関連のない ...

ローマ人の物語 (23) 危機と克服(下) 塩野七生 ヴェスパシアヌスの長男として皇位に就いたティトゥスは誠実を身上とし、ヴェスヴィオ山の噴火によるポンペイの全滅、そして首都ローマの火災という惨事にも対策を怠らなかった。しかし、不運にも病に倒れ、その治世は短命に ...

「A」 マスコミが報道しなかったオウムの素顔 森達也 メディアの垂れ流す情報に感覚が麻痺していく視聴者、モノカルチャーな正義感をふりかざすマスコミ……「オウム信者」というアウトサイダーの孤独を描き出した、時代に刻まれる傑作ドキュメンタリー。 ☆オウム真理 ...

不道徳教育講座 三島由起夫 「大いにウソをつくべし】【弱い者をいじめるべし】【痴漢を歓迎すべし】…世の良識家たちの度胆を抜く不道徳のススメ。西鶴の『本朝二十不孝』にならい、著者一流のウィットと逆説的レトリックで展開。 ☆確かに不道徳だったが、おかげでとて ...

☆評価5 マルドゥック・ヴェロシティ3 天地明察(上) 天地明察(下) ☆評価4 マルドゥック・スクランブル The 1st Compression 〔完全版〕 マルドゥック・スクランブル The 2nd Combustion 〔完全版〕 マルドゥック・スクランブル The 3rd Exhaust 〔完全版〕 マ ...

天地明察(下) 沖方丁 「この国の老いた暦を斬ってくれぬか」会津藩藩主にして将軍家綱の後見人、保科正之から春海に告げられた重き言葉。武家と公家、士と農、そして天と地を強靱な絆で結ぶこの改暦事業は、文治国家として日本が変革を遂げる象徴でもあった。改暦の「総大 ...

神器〈下〉―軍艦「橿原」殺人事件 奥泉 光 真偽不明の指令乱発で指揮系統を見失った兵士たちに、「橿原」の真の目的地が明かされる。一方、船底の大戦争を生き延びた人の魂を宿す鼠の群れは、長い対話のなかに自らの行く末を探る。果たして「神器」とは何か、そして乗組員 ...

皇帝フリードリッヒ二世の生涯 下巻 塩野七生 聖地イェルサレムを無血開城したにもかかわらず、法王に「キリストの敵」と名指されたフリードリッヒ。法治国家と政教分離を目指し、世界初の憲法ともいうべき文書を発表したが、政治や外交だけが彼の関心事ではなかった。人種 ...

七つの時計殺人事件 アガサ・クリスティー チムニーズ館に招かれた客の一人が、睡眠薬の飲みすぎで死んだ。朝寝坊の彼を驚かそうと、ベッドの下に置いたはずの8個の目覚し時計は、なぜかマントルピースに整然と並んでいた。しかも7個だけ―。冒険好きのバンドルは、謎の解 ...

文章読本 三島由起夫 文章の格調と気品は古典的教養から生れる――。森鴎外、川端康成、ゲーテ、バルザックなど古今東西の豊富な実例を挙げ、あらゆる様式の文章・技巧の面白さ美しさを、該博な知識と実作の経験から解明する。小説を深く味わう読者へと導く万人必読の文章 ...

☆評価5 死刑 すべての戦争は自衛から始まる ☆評価4 「自分の子どもが殺されても同じことが言えるのか」と叫ぶ人に訊きたい 「A」 マスコミが報道しなかったオウムの素顔 ...

死刑 森達也 罪とは何か。罰とは何か。そして、命とは何だろうか?議論はいつも「賛成か」「反対か」の二項対立ばかり。知っているようで、ほとんどの人は知らない制度、それが「死刑」だ。多くの当事者の声を聞き、論理だけではなく、情緒の問題にまで踏み込んだ、類書な ...

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